まずは、基本からお肌のしくみをおさらいしてみましょう。
肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つで構成されています。
ターンオーバーによって上へ上へと押し上げられた角質層。つまり一番汚い状態の細胞がこの表皮。
汚いと言いましたが、表皮は細菌やウイルスから身体を守ってくれています。また、皮膚に必要な水分を保つ役割もあります。
表皮は3つから成り立っています。
皮脂膜...皮膚表皮の潤いを保つ
ケラチン...角質の潤いを保つ
細胞間脂質...過剰な水分蒸発を抑える
真皮は表皮の10~15倍もの厚さがあります。皮膚の大部分を占める真皮の特徴は何と言っても水分。
真皮の重さの約60~80%は水分です。その水分を抱えているのが
ヒアルロン酸
グリコサミノグリカンからなる基質。
コラーゲン線維とエラスチン線維がお肌にうるおいと柔軟性を。
線維芽細胞がお肌のハリや弾力、潤いの源・コラーゲン、エラスチンなどを生み出しています。
美肌作りに一番大きく係わっているのはこの線維芽細胞です。
皮下組織の大部分は皮下脂肪です。皮膚組織に栄養を届けたり、老廃物を運びだしてくれています。 摂取カロリーとエネルギー消費量のバランスによって量が変わります。増えすぎると肥満に。 脂肪は多すぎず少なすぎずが、健康はもちろん美肌にもベストかもしれませんね。
肝斑とは、皮膚にできるシミの一つで、頬や目の外側、下あごなどに左右対称に出来ます。 ホルモンバランスによって濃くなったり薄くなったりします。またシミ同様、紫外線の浴びすぎも要因の1つとなります。 シミとは治療法が多々異なるので、自己判断で治療をしない事をオススメします。
肝斑の治療には、主に3つの方法があります。自分に合った方法で、根気よく試してみましょう。
①トラネキサム酸
肝斑にはトラネキサム酸が効果大です!
トラネキサム酸は、サプリメントで摂取するか、基礎化粧品に配合されているものがあるので、
気になる方は探してみてください。
②レチノイン酸+ハイドロキノン
皮膚科またはクリニックの医師に自分の肌を診て貰った上で、自分の肌に合った濃度を処方して貰う事をお勧めします。
3ヶ月~半年程かけて、徐々に薄くなります。根気が必要です。
ただしレチノイン酸+ハイドロキノンをご使用の際は、必ず日焼け止めを塗り、日焼けしないようにしてください。
そして、治療中は保湿をしっかり行ってくださいね。
③レザー治療
肝斑に特化したレザーを。地域によって取り扱っているレザー機器は様々ですが、シミを消すためのレザーとは違います。
シミ消しレザーを照射すると悪化しますのでご注意ください。
以上、肝斑の治療法を3つご紹介いたしました。 もしご自身のお肌に肝斑の心当たりがあって気になっているようでしたら、試してみてはいかがでしょうか。
シミと肝斑。隠すより魅せるへ。
年齢を重ねても自信の持てるお肌を目指していきましょう。